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マーケティング2023.06.01

DMの開封率は、封筒の内容で変わる!

紙DMは成長傾向

デジタル化が進む一方で、個人宅へ直接送付出来るDMはマーケティングツールとしても強みのあるものとして、再注目されています。
実際に、株式会社電通が発表した「2021年 日本の広告費」によると、2021年のDM広告費は前年比104.7%と増加傾向になっています。

また、「DMメディア実態調査2021」によれば、世帯に届くDMの開封率(閲読率)は67.6%、自分あてのDMに限定した閲読率は79.5%と、非常に高い数字を示しています。

そんな紙DMを最大限発揮するためにも開封率を向上させる方法について、いくつかポイントを解説します。

宛名面は、黄金スペース

手元に届いた時に一番先に見るのが封筒の宛名面です。
宛名面は、見たくなくても誰に届いた書類なのかを確認するため必ず見ます。
宛名のみではなく、中を開けて見たくなるような(開封率を上げる)内容を記載することは可能です。宛名面を有効活用するために次の3つのポイントを確認してみてはいかがでしょうか。

①5W1H の情報を入れる

5W1H とは「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という6 つの 要素をまとめた、情報伝達のポイントのことです。5W1H に沿って情報を整理し、5W1H にあたる内容を相手に伝えるようにすると、情報をわかりやすく、もれなく伝達することができます。

②最大の価値を伝える

DMの中に何が含まれているのか、顧客にとって何を意味するのかを示す明確なメッセージを記載すると良いでしょう。
これにより、顧客は開封することの価値を理解し、行動を起こす可能性が高くなります。

③細かい情報は載せない

封筒の役割は、注意を引くことです。細かい情報は次のパンフレットに預け、まずは注意を引く内容をシンプルに掲載しましょう。

いかがでしょうか。
いずれも基本的な内容ですが、ターゲットや施策の戦略に合わせて内容を変えたり、ABパターンを使い分けたりすることも重要です。
以下にDM封筒の作成ポイントを掲載した記事がございます。
こちらも参考になさってください。
https://www.kaizenlab.jp/case/0001.html


(出典)
◎一般社団法人日本ダイレクトメール協会 研究開発委員会編 「DMメディア実態調査2021」
 https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2022-000021.pdf
◎株式会社電通「2021年 日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html

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